仮想通貨リブラに欧州で逆風強まる ドイツ、デジタル通貨より中央銀行推し

ドイツの連立政権がフェイスブックの仮想通貨リブラのような「プライベートなステーブルコイン」の発行を許可しない方針を示した。ドイツの週刊誌スピーゲルが報じた。先日のフランスに続き欧州ではリブラに対する逆風が吹いている。

キリスト教民主同盟(CDU)のトーマス・ヘイルマン議員によると、ドイツの連立政権が「プライベートなステーブルコイン」の発行を許可しないブロックチェーン戦略を承認することで合意した。ヘイルマン議員は、次のように理由を話した。

現在まで、中央銀行の政策によってインフレや経済危機にうまく対処できている。デジタル通貨がマーケットを支配することになると、競争相手にとって困難な状況が生まれる

フェイスブックのリブラは円やドル、ポンドなどの通貨バスケットに連動。従来のステーブルコインとは意味合いが異なるという意見もある。

欧州ではリブラに対する逆風が強まっている。

フランスのル・メール財務相は12日、現状では欧州でリブラの開発を許可することができないと発言した

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リブラに対する懸念として一般的に上げられるのは、マネーロンダリング(資金洗浄)、データ流出、金融システムの不安定化だ。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版