ブルームバーグのアナリストであるエリック・バルチュナス氏によれば、米国初のドージコイン(DOGE)上場投資信託(ETF)が早ければ来週にもローンチされる可能性があるという。
バルチュナス氏は木曜日のX投稿で「彼らのツイートと彼らが有効な目論見書を提出した事実を組み合わせると、REXが40 Act経由でドージETFを来週にもローンチしそうだ」と述べ、ETF発行会社REXシェアーズが米証券取引委員会に目論見書を提出したことを指摘した。
この目論見書の中でREXは「DOGEは比較的新しいイノベーションであり、独自かつ重大なリスクにさらされている。DOGE市場は急激な価格変動や変化、不確実性に直面している」と書いている。
コインマーケットキャップによれば、過去1年間でドージコインは116.67%上昇したものの、2024年12月の高値0.4672ドルからは54%下落し、記事執筆時点では0.2129ドルで取引されている。
REXは「規制迂回ルート」で上場へ
多くの仮想通貨ETFはSECにフォームS-1やフォーム19b-4を提出する必要があるが、40 Actファンドは異なるルートを辿る。これはREXシェアーズがソラナのステーキングETFをローンチした際にも用いた手法だ。
ETFストアのネイト・ジェラシ氏は以前、この40 Act戦略を「規制の迂回ルート」と表現していた。
一方、伝統的なルートを取っているETF発行会社は依然としてSECの判断を待っている。4月10日には21シェアーズがドージコインETFの申請を行い、その直前にはビットワイズやグレースケールといった競合他社も同様の申請を行っていた。
さらにREXは、40 Actを利用してオフィシャル・トランプ(TRUMP)を追跡するETFの申請も行っている。このETFは同トークンを保有するオフショア企業の株式を購入する仕組みだ。
メディアからの注目を集めるドージコイン
仮想通貨に投資したことがない人であっても、ドージコインの名前を耳にしたことがあるだろう。長年にわたりメディアで注目を集めてきたからだ。
ドージコインといえば、億万長者のイーロン・マスク氏の顔を思い浮かべる人も多いだろう。2021年には自身を「ドージファーザー」と呼び、米テレビ番組サタデー・ナイト・ライブに出演した際にはドージコインを「詐欺」と呼んだこともある。
最近では、マスク氏の弁護士を務めるアレックス・スピロ氏が上場企業の会長に就任し、2億ドルを調達してドージコインに投資しようとしているとの報道も出ている。
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