著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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長期は緩やかな下落トレンドを継続

Tradingviewより作成

上図は、XRP/JPYの日足チャート(2021年7月~執筆時点)である。

2021年後半では一時140円を超える上昇を見せたが、年初来からのXRP(リップル)の値動きは、今年1月に年初来安値Ⅳ(61円付近)を付けたのち、順調に安値を切り上げ、一時100円を超える場面もあった。

今年3/28に年初来高値Ⅴ(111円付近)を付けた後、大幅に調整され、現在は年初来高値Ⅴ(111円付近)から25%ほど調整された80円付近を推移している。

週足レベルの長期トレンドとしては、2021年9月上旬に高値Ⅰ(152円付近)を付けたのち、去年9月下旬に安値Ⅱ(91円付近)をつけ、高値Ⅰ(152円付近)から上値が切り下がった水準である2021年11月に高値Ⅲ(150円付近)まで上昇した。

その後、安値Ⅱ(91円付近)を大幅に下回る水準である、今年1月下旬に安値Ⅳ(61円付近)を付けた。

高値Ⅰから高値Ⅲでは高値を切り下げ、安値Ⅱから安値Ⅳでは安値を更新しており、ダウ理論(※)の観点で値動きを見ると、下落トレンドの定義となる高値の切り下げ、安値の更新が確認でき、依然として売り勢力の強い相場環境を形成している。
(※)ダウ理論:相場の値動きの特徴を「6つの基本法則」で説明するテクニカル分析の理論。

この長期下落傾向を否定するには、戻り高値Ⅴ(111円付近)ラインの上抜けが必要になろう。

つまり、年初来高値の上抜けをするかどうかに、長期視点での売買の思惑が交錯するといえるだろう。

そんな中、今後のXRP/JPYの価格推移シナリオを考えるうえで、ラインを以下の通り設定する。

・チャネルラインB (高値Ⅰ、安値Ⅱ、高値Ⅲ、安値Ⅳ、高値Ⅴを元に形成されるライン)
・抵抗帯A(2021/9/7から幾度となく反発の反応があったライン)

以上を踏まえたうえで、4時間足の相場環境を考えていこう。

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