中国を拠点とするベンチャーキャピタル(VC)企業ガオロン・ベンチャーズ(高榕創投)が、香港登録の仮想通貨取引所ハッシュキーに3000万ドルを出資したと報じられた。
2月14日のブルームバーグの報道によると、ハッシュキーの投資前評価額は約15億ドルとなった。
ガオロンは、テンセント、アリババ、シャオミなどの中国のテクノロジー企業が出資するプライベートVC企業だ。
ハッシュキーは、2024年1月16日にシリーズA資金調達ラウンドで約1億ドルを調達し、投資前評価額12億ドル超を記録したことでユニコーン企業(評価額10億ドル以上の未上場企業)となった。
香港におけるハッシュキーの規制対応
ハッシュキーは、2022年11月9日に香港証券先物委員会(SFC)から証券取引と自動取引サービスのライセンスを取得した。
SFCの登録によると、ハッシュキーはマネーロンダリング・テロ資金供与対策条例(AMLO)のもとで正式に登録されている。
さらに、2024年5月30日には、仮想資産取引プラットフォームの運営ライセンスを取得し、香港市場での規制対応を進めている。
香港は2025年1月27日、パンサートレードとYAXの2つの仮想通貨取引所にライセンスを付与した。
これにより、2020年以降、AMLOのもとで正式に登録された仮想通貨取引所は合計10社となっている。