仮想通貨ビットコイン 4000ドルを下回る リップルやイーサも揃って下落

3日の仮想通貨相場は、主要通貨を中心に大幅に下落した。ビットコイン(BTC)は7%以上下落して、心理的な節目である4000ドルを割った。米国の証券取引委員会(SEC)によるICO規制強化などを嫌気して11月中旬から始まったと相場の急落は、12月に入っても止まっていない。

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ビットコイン(BTC)は、先月29日に4400ドルまで回復したものの、持ちこたえられなかった。過去24時間で約7%下落し、現在は3868ドル付近で取引をしている。

週ベースで見るとプラスマイナスはほぼゼロだが、月ベースでは39.6%の急落となった

11月中旬からビットコインが下がっている要因としては、SECがいくつかの詐欺的なICOに対して規制を強化し、個人投資家にも罰金を課す可能性を示唆したことという見方が出ている。またジェネシス・トレーディングのマイケル・モロCEOは、「底をつけたのか、さらなる下落の前の持ち合いなのか不透明」としつつも、4000ドルの水準で確かな買い手の意欲を確認していると発言していた。


Bitcoin 7-day price chart. Source: Cointelegraph’s Bitcoin Price Index

時価総額第2位のリップル(XRP)も約5%下落し、執筆時点で0.34ドルで推移している。週ベースで見ると7.6%、月ベースでは23.7%のマイナスとなっている。

Ripple 7-day price chart. Source: CoinMarketCap

時価総額第3位のイーサリアム(ETH)は、ほぼ8%のマイナス。執筆時点で107ドルで取引をしている。昨日にはほぼ119ドルまで上昇したが持ちこたえられなかった。

週ベースでは4.6%、月ベースでは46%のマイナスとなっている。

Ethereum 7-day price chart. Source: CoinMarketCap

時価総額トップ10の仮想通貨の全てがマイナスで推移している。とりわけEOSの下げ幅は大きく、10%以上下落した。EOSの開発企業であるBlock.Oneのダニエル・ラリマー氏が、新たな仮想通貨プロジェクトの立ち上げを計画しているというニュースが重しになっている可能性がある。

仮想通貨市場の時価総額は、24時間で約100億ドル減少。現在は1257億ドル付近で推移している。

High on the 24-hour chart of the total market capitalization of all cryptocurrencies from CoinMarketCap

中国は今週、反仮想通貨的な政策を打ち出した。中国の規制当局が(去年9月にICOが違法になったのと同じように)セキュリティー・トークン・オファリング(STO)による資金調達は違法だという警告を出した

ビットコインの急落が止まらない一方、ビットコインに対する関心は薄れていないようだ。米SNSレディットにあるビットコインのコミュニティーsubreddit “/r/Bitcoin”のフォロワーが、2日に100万人を突破。subreddit “/r/Bitcoin”は、ビットコインのホワイトペーパーが公表されたほぼ2年後の2010年9月に設立された。