大手仮想通貨(暗号資産)取引所クラーケンは、豪ドル(AUD)の取引ペアと口座入金のサポートを発表した。
豪ドルは、プラットフォーム上でビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、テザー(USDT)と取引可能だ。
豪ドルはクラーケンでサポートされる7番目の法定通貨だ。クラーケンは既に米ドル(USD)やカナダドル(CAD)、ユーロ(EUR)、日本円(JPY)などをサポートしている。
米国以外に在住するクラーケンのユーザーは、豪ドルベースの外国為替取引も行うことができる。
豪州ユーザーへの入金サポートも
クラーケンは6月17日から豪ドルサポートを開始し、豪州のユーザーはOsko/PayIDの支払いをサポートする銀行を通じて、豪ドルを取引所に入金できるようになる。
クラーケンは今年1月、豪州の仮想通貨取引所ビットトレードを買収した。この買収により、クラーケンはビットトレードの全チームを取得し、ビットトレードのトップがクラーケンの豪州事業のマネージングディレクターに就任した。
ほかの大手取引所も豪州市場に拡大させている。コインベースは2016年に豪州に展開し始めた。また19年3月、バイナンスは豪州のユーザー向けに法定通貨サポートを開始している。
一方、フォビは2019年2月に「市場の低迷」を理由に豪州から撤退している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン