米国の取引プラットフォームのロビンフッドは、ユーザーが複数の集中型取引所間での取引を集約し、財務データを管理できるようにするAPIプラットフォーム、コーブ・マーケッツ(Cove Markets)を買収した。トレーダーや投資家は、コインベースプロやクラーケンなど最大7つの取引所に接続し、コーブを通じてアカウントを管理することができる。

ロビンフッドは、今回のコーブ買収を通じて、「より強力な取引機能を構築する」のにつなげるとしている。

「コーブ・マーケッツのチームの仮想通貨インフラにおける豊富な経験は、より強力な取引機能を構築するのに役立ち、我々の顧客に仮想通貨市場でのより良い環境を提供する」

ロビンフッドは近年、仮想通貨業界に注力している。今秋にはブロックチェーン分析企業チェイナリシスとのパートナーシップを発表。来年立ち上げ予定の仮想通貨ウォレットを展開するための動きであり、必要なコンプライアンスを満たすためのものだという。