ブロックチェーン分析企業のチェイナリシスは、スマホ証券アプリのロビンフットと取引のためのデータとツールを提供するために提携する。ロビンフッドは仮想通貨ウォレットの開始に向けて動いており、コンプライアンスと関連した動きのようだ。
チェイナリシスは13日、ロビンフッドとの提携は2022年初頭に全ユーザーを対象に展開される予定の仮想通貨ウォレットの立ち上げに先立ち、ロビンフッドがコンプライアンス要件を満たすのに役立つと述べた。ロビンフッドによると、同プラットフォームは、調査ソフトウェアであるチェイナリシス・リアクターに加えて、同社のモニタリング・コンプライアンス・ソリューションである「チェイナリシス取引確認(Chainalysis'Know Your Transaction)」を採用する。また、ロビンフッドは、チェイナリシスの認証プログラムを利用してコンプライアンスを実現するという。
「チェイナリシスは、規制当局や法執行機関と緊密に連携して業界のベストプラクティスを開発しており、そのアプローチは、政策立案者と協力的に働くというロビンフッドのコミットメントと一致している」
ロビンフッドによると、160万人以上がウォレットのウェイティングリストに登録されており、ビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ドージコイン(DOGE)などのトークンの入出金に対応する予定だ。ロビンフッドは、9月に発表したデジタルウォレット機能のテストを行ってきた。
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— VLAD (@vladtenev) November 22, 2021
多くの政府機関や民間企業が、合法的な仮想通貨取引と違法な仮想通貨取引の両方を追跡するソリューションとしてチェイナリシス採用している。米国財務省がチェコとロシアを拠点とする事業者Suex OTCに制裁を科すと発表した際には、チェイナリシスの調査結果を引用した。