米仮想通貨取引所コインベースで最高法務責任者を勤めていたブライアン・ブルックス氏が、米国通貨監督庁(OCC)の最高執行責任者(COO)に就任することがわかった。OCCが16日に発表した。

OCCは銀行の監督権限を持つ、財務省の内部機関。

ブルックス氏は4月1日に就任。2018年9月から勤めたコインベースは退職する。

ムニューシン財務長官は発表文の中で、ブルックス氏とともに「金融システムの安定性」に注力すると述べた。

コインベースはコインテレグラフに対し、ブルックス氏がOCCに参加することは仮想通貨業界にとって有益になると指摘した。

「公衆衛生や金融危機の中で、ブライアン・ブルックスが国家の銀行システムを監督するという重要な役割を担うと知り、安心している。(中略)コインベース出身者が政府に所属し、仮想通貨フレンドリーの視点をもたらすことを誇りに思う」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン