世界最大の資産運用会社ブラックロックが運用するビットコイン上場投資信託(ETF)「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」の保有ビットコイン(BTC)が、70万BTCを突破した。7日の流入額は1億6460万ドルに達し、保有額は約755億ドルにのぼる。

アポロの共同創業者トーマス・ファーラー氏によれば、ブラックロックのIBITは現在70万307BTCを保有している。ブラックロックの公式ウェブサイト上では、先週木曜日時点で69万8919BTCの保有が確認されており、わずか2営業日で1388BTCを新たに取得したことになる。

Source: Thomas Fahrer

Bitboのデータによると、IBITは米国のビットコインETF全体の保有BTCの55%以上を占めている。2024年1月に開始されたこのETFは、これまでに82.67%のトータルリターンを記録している。

なお、IBITの収益は現在、ブラックロックの主力ファンドであるS&P500連動型ETF「iシェアーズ・コア S&P 500 ETF」の収益を上回っているとの報道もある

買い圧力が供給を上回る展開に

ギャラクシーリサーチによれば、マイケル・セイラー氏率いるビットコイン保有企業ストラテジーと、米国のビットコインETF群は、2025年に入ってからほぼ毎月、マイナーによって新たに発行されたビットコインを上回る量を買い入れている。

今年、ストラテジーと米国のビットコインETFは合計282億2000万ドル相当のビットコインを購入した。一方で、同期間のマイナーの新規発行分の総額は78億5000万ドルにとどまっている。

月単位で見ると、6月までにマイナーの供給量を上回る買いが続いており、例外は2月のみ。2月はこれらの機関が合わせて8億4200万ドル相当のビットコインを売却していた。

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規制当局、仮想通貨ETFに前向きな姿勢

一方、米証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨ETFの承認プロセスを簡略化する方針を検討していると報じられている

新たな制度では、ETFの発行者はフォームS-1を提出後、75日間待つだけでよく、SECから異議がなければ取引所での上場が可能になる。

今月初めには、「REX-オスプレイ・ソラナ&ステーキングETF」が登場。米国初のステーキング報酬付き仮想通貨ETFであり、投資家はソラナ(SOL)とそのステーキング報酬へのエクスポージャーを得ることが可能となった。

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