仮想通貨取引所コインベースがアフリカの仮想通貨取引所イエローカードと提携し、アフリカの20ヵ国で新たにサービス展開を拡大する。特にステーブルコイであるUSDコイン(USDC)ンのアクセス増加に注力する。

コインベースは1月11日の発表で「新しいパートナーシップは、何百万人ものユーザーにUSDCへのアクセスを提供し、コインベースとイエローカードの製品を通じて、分散型でオープンなL2(レイヤー2)であるBaseでの迅速かつ信頼性が高く、低コストの取引を実現する。これはマネーの未来を切り開くのに役立つだろう」と述べる。

イエローカードのクリス・モーリスCEOは、この提携の中にはコインベースがアフリカにおけるイエローカードの決済ネットワークを統合することを含んでおり、そ の顧客が法定通貨からビットコイン(BTC)やイーサリアムのL2であるBase上のUSDCへのオン・オフランプが可能になるとコインテレグラフに語る。

   モーリス氏は、USDCに加え、コインベースがサポートする他の仮想通貨やステーブルコインも統合されると述べる。イエローカードのウェブサイトによると、ナイジェリア、南アフリカ、ボツワナ、ガーナ、ケニア、タンザニアなど20カ国で事業を展開している。

コインベースは、これらの国々の多くが高インフレで送金依存度が高いと指摘し、イエローカードとの提携が地域でのより 経済的に実行可能な取引方法を提供すると期待している。「これらの市場は、平均より若い人口であり、経済的な機会が必要だ」とコインベースは付け加える。

モーリス氏は、このパートナーシップが大陸全体の多くのアフリカ人にとって商取引を容易にすると自信を持っている。「USDCのようなステーブルコインは、アフリカの人々や企業にとって実際の問題を解決するものになる 」と1月11日の声明で強調した。

モーリス氏は以前、アフリカでの最も一般的なユースケースは国際決済、友人や家族への送金、そして「インフレに備えた貯蓄」である コインテレグラフに語っていた。「仮想通貨はアフリカのバンキングや通貨に関するリアルの問題を解決している。西側で思われているようなカジノではない」と彼は語った。

南アフリカ、ナイジェリア、ジンバブエ、ケニア、ガーナは、ビットコインを採用しているアフリカ諸国のトップ5に挙げられている。中央アフリカ共和国は、ビットコインを法定通貨として採用した最初のアフリカ国として注目されたが、ビットコイン法が制定された数日後に仮想通貨トークンプロジェクトであるサンゴコインを開始したため、これは短命に終わった。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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