ビジネスインテリジェンス企業マイクロストラテジーの株価(MSTR)は8日、シティバンクが同社のビットコインへの「不釣り合いに」注力していることを理由に格下げしたと報じられた後、下落した。

シティバンクのアナリストであるタイラー・ラドケ氏は、マイクロストラテジーがビットコインを新たに購入するために4億ドル分の転換社債を発行する計画を明らかにした直後に、「売り」の評価を下した。ラドケ氏はマイクロストラテジーのマイケル・セイラーCEOが「ビットコインへの不釣り合いな集中」が、特に9月以降に「過剰に拡張した」上昇の後に投資家をリスクに陥れていると批判した。

「MSTRのビットコイン投資は、2020年8月以来、2億5000万ドル(または1株あたり26ドルの価値、株価に対して20%の利益)のリターンを出してきた。印象的ではあるが、それは株価の172%のリターンと比較しても低い。現在の株価では、市場はコアビジネスとビットコインのより楽観的な評価シナリオに価格設定していることを、我々の分析は示唆している」

(出典:ヤフーファイナンス「マイクロストラテジーの株価」)

マイクロストラテジーの株価は同社が8月にビットコインへの投資を発表して以来、急騰している。多くの投資家は同社のビットコイン保有量に対して、ビットコインに間接的に投資している。

同社は7日、4億ドルをビットコイン購入に割り当てる計画を明らかにした。4億ドルを投入することで、マイクロストラテジーのビットコイン保有量は20800BTC以上増加することになる。同社は現在40824BTCを保有している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン