米サークルが資金調達プラットフォームのシードインベストを買収、資金調達での仮想通貨活用狙う

仮想通貨企業のサークル・インターネット・ファイナンスは5日、クラウドファンディングプラットフォームのシードインベスト(SeedInvest)を買収したと発表した。買収額は非公表。サークルは、今回の買収でスタートアップ企業向けの資金調達で仮想通貨を活用できるようにするとしている。

シードインベストは2012年に設立され、ニューヨークに本社を置き、米国でのブローカーディーラーのライセンスも持つ。同社はこれまで、24万人以上の投資家から資金を集め、220社のスタートアップ企業の資金調達を手掛けてきた。シードインベストが手掛けた資金調達額は1社あたり平均して50万ドルになるという。最大のものだと200万ドルだった。

今回の買収には米国の金融取引業規制機構(FINRA)の承認が必要で、正式な買収完了はFINRAの承認後となる。

買収完了後、サークルは、シードインベストが手掛ける資金調達に仮想通貨による方法も加える考えだ。サークル社が発行したステーブルコイン「USDコイン」を活用するほか、スタートアップ企業がセキュリティトークンを発行する道を拓きたいとしている。

さらにスタートアップ企業は、資金調達する際にサークル・インベストメントを通じて個人投資家のポートフォリオにアクセスでき、またサークルの仮想通貨取引所で投資家にセカンダリーマーケットの流動性を提供できるようになるという。

サークル社のジェレミー・アレールCEOは、ブルームバーグに対して、次のようにコメントしている。

「ここは資金調達におけるイノベーションを可能とするために、政府との調整の最前線にいた会社だ。クリプト・セキュリティーは、すべての企業がウェブサイトを持つように、最終的にはすべての企業が導入しようとする新しい証券のカテゴリーとなるだろう」

サークルは今週、「コレクションズ」と呼ばれる複数の仮想通貨をまとめて販売するバスケット取引を開始した

また9月には、米ドルとペッグしたステーブルコイン「USDコイン」をローンチした。サークルによれば、2約20社がUSDコインをサポートするという。

サークルは2013年に創業、大手投資銀行のゴールドマン・サックスが出資していることでも知られている。