中国人民銀行によるデジタル通貨(デジタル人民元)のテストが開始されたようだ。中国の仮想通貨メディア、火星財経は15日に中国農業銀行が開発したウォレットアプリのテスト版のスクリーンショットを掲載した

バイナンスのエクゼクティブディレクターを務めるリン・チャン氏もツイッター上でウォレットアプリのテスト版のスクリーンショットを投稿している

火星財経の報道によれば、中国人民銀行のデジタル通貨電子決済(DCEP)用のウォレットは、デジタルアセット交換、デジタルウォレット管理などの機能があり、QRコード決済、モバイルチップ決済、送金決済などの機能もサポートしているという。

チャン氏のツイートによれば、このアプリを使った今回のテストは、蘇州、成都、深セン、雄安の4地区限定で行われているという。

中国のデジタル人民元については、今年1月段階で「トップ・レベルのデザイン、標準、機能的な研究と開発」が完了した報じられていた。さらに3月になると、「基本的な機能」が完成したとの現地報道も出ていた