中国・海南省は、地元経済活性化に向け、ブロックチェーン分野で大規模な投資を実施する。総額10憶元(約155億円)の基金を設立し、ブロックチェーン企業に融資を行う。中国の大手メディア、新華社が12月5日に伝えた。
海南省の自由貿易区(FTZ)には、昨年10月に中国発のブロックチェーン特区が始動している。
海南省の今回の投資は、人材育成、技術適用、社会投資などを通じてブロックチェーン産業を支援することが狙いだ。海南省では、すでに100社以上の企業が「海南リゾートソフトウェアコミュニティ(RSC)」に集積している。
中国では、10月末に習近平国家主席がブロックチェーンの推進加速を宣言。中国大手メディアの人民日報は11月、ブロックチェーン技術が中国で急速に発展するとし、2023年までに関連支出額が20億ドルにのぼると報道している。
【関連記事:中国人民日報がIDCレポート引用「ブロックチェーン産業は急速に発展」】
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン