仮想通貨市場参加者のセンチメントが再び強気に傾いている。過去24時間で主要仮想通貨が小幅に上昇したことを受け、楽観ムードが戻りつつある。
木曜、仮想通貨の恐怖強欲指数はスコア62を記録し、「強欲」の水準へと回復した(前日は「中立」にまで低下していた)。これは、ビットコイン(BTC)が7月中旬に史上最高値の12万3100ドルを記録した後、前週末に11万2000ドルまで急落するなど、数日間の市場の乱高下を受けた動きとなる。
市場は安定を織り込みつつある兆候
恐怖強欲指数が「強欲」に回復したのは、ビットコインが過去24時間で1%上昇し、11万4298ドルで取引されたことが背景にある。
このわずかな価格上昇とセンチメントの改善は、市場参加者が当面の相場安定を期待していることを示している。
一方、オンチェーン分析企業グラスノードは水曜、155日未満の保有者である「短期保有者」の利益確定売りが「一服している」と報告した。
市場全体も回復基調にある。イーサリアム(ETH)は過去24時間で2.37%上昇し、執筆時点で3664ドルとなった。XRP(XRP)は2.14%上昇して2.97ドル、ソラナ(SOL)は3.26%上昇して167.38ドルとなった。
「ビットコインは強気のブレイクアウトへ」
センチメント改善はアナリストの見解にも表れている。MNトレーディング・キャピタル創業者のマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は「ビットコインは再びレジスタンスに戻り、保ち合いを続けている。この動きが強気のブレイクアウトにつながる可能性がある」とXで述べた。
仮想通貨トレーダーのギャラクシー氏は、今回のビットコインのボラティリティは、昨年11月のトランプ氏の米大統領選勝利後に7万ドルから10万ドルへと上昇した時期と類似していると指摘した。
また、トレーダーのテッド氏は、ビットコインが間もなく12万5000ドルの新高値に達する可能性があると予測。その際には180億ドル規模のロスカット(清算)が発生するだろうと述べた。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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