中国では仮想通貨マイニング事業を閉鎖させる動きが広がっている。

現地メディアによれば、中国東部の安徽省の当局は、今後3年間の電力需要増加とそれに伴う電力不足に対処するための一連の対策を発表した。

電力消費を抑制する取り組みの一環として、安徽省は大量の電力を消費するイニシアティブを精査し、仮想通貨マイニング事業を閉鎖させる計画だ。また安徽省内の電力使用を最適化するため、データセンターを建設する際の新しいルールを策定し、電気料金改革も行う予定だ。

安徽省の電力網は、いくつかの水力発電施設や風力・太陽光発電のほか、石炭ベースの発電所で構成されている。

今回のニュースは、中国でのマイニングのハブだった雲南省や四川省など中国のほかの地域でのマイニング禁止措置に続くものだ。中国では仮想通貨マイニングに対する規制強化の波の真っ只中にある。新疆ウイグル自治区や内モンゴル自治区、青海省の当局も、ここ数か月でマイニング事業の閉鎖を命じている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン