最近、仮想通貨XRPが上昇傾向にある。ビットメックスでの永久スワップ開始などファンダメンタル面でも好材料が出ているが、テクニカル面でもさらなる急騰を示唆する兆候が見られ始めている。今後、いくつかのハードルを突破すれば、XRPが180%上昇すると予想することもできる。
XRP/BTCチャートで動き
(出典:TradingView 「XRP /BTC 4時間チャート」)
XRP /BTCの4時間チャートを見て見ると、2ヶ月間続いた下降トレンドからのブレイクアウトが確認できる。現在、XRPにとっての次なる大きなハードルは、赤いエリアで示した0.00002950~0.00003000サトシ(ビットコインの最小単位)だ。
この水準を突破すれば、より多くの投資家を引きつけることになるだろう。さらに次のターゲットは0.00003750サトシだ。
180%上昇も可能?
(出典:TradingView 「XRP /BTC 1日チャート」)
一方、XRP /BTCの1日チャートを見てみると、さらなる上昇スペースがあることがわかる。前回2018年9月にXRPが2年間に及ぶ下降トレンド(赤い斜め線)を突破した時、XRP価格は180%上昇した。同じようなブレイクアウトが起きれば、ターゲット価格は0.00006600サトシになる。
そのような急騰が起きても不思議ではない。XRPは後ろを振り向くことなく上昇を続けている。
2年間続く下降トレンドを突破
(出典:TradingView 「XRP /米ドル 2日チャート」)
XRP /米ドルのペアは、XRP /BTCのペアを先導するかのように動いている。すでに2年間の下降トレンドを突破した。
しかし、強気になって良いのだろうか?わずかにならなって良いと考える。本当の強気相場が始まるまでにまだ大きなハードルがある。
0.3ドルのレジスタンスは必ず破られなければならない。この水準は2018年と2019年のほとんどの期間、サポートとして機能した。
もし突破したら、次は0.55ドルを目指すことになる。
2016年と類似
(出典: TradingView「XRP /米ドル 3日チャート」)
今日のXRP価格と2016年初頭のXRP価格には複数の類似点が見られる。
XRPは2015年にサポートを下回ったあと、200%上昇。下降トレンドを打破した。
2019年にXRPは0.30ドルを下回り、0.17ドルまで下落した。現在、2015年の時と似たような下降トレンド打破にトライしている。
もし似たようが動きが起きれば、0.55ドルへの上昇がみえてくるだろう。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。
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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン