米仮想通貨企業のサークル・インターネット・ファイナンシャルが、ステーブルコインに参入する。ブルームバーグの26日の報道によれば、サークル社は米ドルとペッグしたデジタルトークン「USDコイン」をローンチした。
「センター(Centre)」と呼ぶコンソーシアムが、ユーザーから法定通貨を受け入れ、法定通貨をトークンに変換するプラットフォームとなる。「センター」には仮想通貨マイニング大手のビットメインなどをメンバーとして加わっている。ブルームバーグによると、現在「センター」はサークル社の100%子会社だが、今後数か月後に独立組織として事業を展開する予定だという。
USDコインは、サークル社が保有する仮想通貨取引所ポロニエックスのほか、米コインベース、フォビ、OKコイン、Kuコインでも利用可能となるという。
サークル社はゴールマドン・サックスなどが出資している仮想通貨企業。今年5月、サークル社は、米ドルとペッグしたステーブルコインを開発するために、1億1000万ドル(約124億円)をビットメインなどから調達している。