ブロックチェーン推進協会(BCCC)は23日、ステーブルコイン部会を立ち上げると発表した。BCCCが開発する独自の仮想通貨「Zen」の実証実験を進めるとしている。日本発のグローバルステーブルコインの開発を目指す。

Zenは日本円と連動したステーブルコインとして2017年から社会実験を進めていた。今回は、日本円だけでなく、世界の主要通貨に対してステーブルとなる仕組みを策定し、企業間決済の実験を実施する計画だ。

2月に発足するステーブルコイン部会のもとで、半年を目途に新たな仕組みを策定し、その後最大30社での企業間決済を行うスケジュールという。

ステーブルコイン部会には、アステリア、カイカ、カレンシーポート、さくらインターネット、マネーパートナーズソリューションズ、PwCあらた有限責任監査法人などが参加する予定だ。

【関連記事:日本円と連動した仮想通貨「Zen」 社会実験を19年前半に開始 ビットポイントが参加へ=BCCCが発表

【関連記事:日本仮想通貨ビジネス協会とブロックチェーン推進協会が連携 仮想通貨・ブロックチェーンの普及促進目指す

【関連記事:仏中央銀行副総裁、ステーブルコインや仮想通貨は「決済システム強化に貢献できる可能性」

【関連記事:米ETF大手ウィズダムツリー、ステーブルコイン発行を計画|金や法定通貨裏付け

【関連記事:ラガルドECB総裁、デジタル通貨に積極的姿勢見せるも「民間主導を排除したくない」

【関連記事:「仮想通貨の父」前CFTC委員長、米国版CBDC導入の必要性訴える