あるブロックチェーンプロジェクトが、ユーザーによって構築・所有される仮想世界「3Dインターネット」を創出し、バーチャルリアリティを次のレベルに引き上げることを目指している。

写真のようにリアルなグラフィックを誇る初の大規模多人数参加型のオープンワールドを、バーチャルリアリティ(仮想現実)で提供することを目指すプロジェクトがある。このVRオープンワールドとはユーザーがオンライン上で構築し、所有する世界のことだ。

この「Victoria VR」は、ゲームや分散型アプリケーションを網羅するユニバーサルプラットフォームとして設計されている。その結果として生じるメタバースは、ゲームをしたり、商取引をしたり、人々が「何でも」自由に行うことができる共有された仮想空間である。クエストをクリアすると、レアな報酬を大量に手に入れることもできる。

このエコシステムの中心にあるのは創造性であり、プレイヤーは自分のリアルなアバターを、非常に細かいレベルで自由にカスタマイズすることができる。Victoria VRによると、何十億ものカスタマイズが可能で、すべてのアバターは感情を表現することができ、様々なアニメーションで気分や反応を伝えることができる。

ユーザー自由自在のNFT

Victoria VRはNFT(ノンファンジブルトークン、非代替トークン)にも対応しているが、これには一工夫ある。このプロジェクトによると、ここでのNFTは単に希少な装飾品ではなく、魅力的なユースケースがあり、超能力やその他貴重なリソースをプレイヤーに提供するという大きな利点があるという。また、バーチャルリアリティを利用してNFTを改造したり、組み合わせたり、あるいは一から作ることもできる。

また、NFTの3Dマーケットプレイスでは、美しいデジタルアセットの取引や探求がかつてないほど可能になる。この没入型体験に加え、2DのNFTを3Dのオブジェクトに変換することもできるなど、文字通り異次元の世界を体験することができる。

芸術志向のメンバーは、VRギャラリーで自分の作品を公開することができる。インターネットさえあれば、まだバーチャルリアリティヘッドセットを持っていない人でも、ブラウザを開いて誰でも楽しむことができる。

バーチャルリアリティの「革命」

Victoria VRのユースケースはこれだけではない。ユーザーは、自分のVR用の土地を購入して、「文字通り何でも」作ることができ、物理学や空間の法則に制限されることなく収益を得ることができる。このプロジェクトが提案している土地資源には、ショップ、カジノ、学校、ショールームなどがある。

また、Victoria VRの創設者たちは、この技術が非常に貴重な教育資源になると考えている。例えば、視覚的に豊かで、使いやすく、分かりやすい空間を作り、人々が自分たちの提供するものについて学べるようにするDeFiプロジェクトなどが考えられる。

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ユーザーに提供されるVRランドは非常に限られており、オークション形式で販売されるという。VRトークンは、この多面的なエコシステムの中心であり、取引を決済するための仮想通貨として選ばれている。

3Dインターネット

Victoria VRによると、ポータルシステムは、そのエコシステムがすべてのVRプロジェクト、ゲーム、ワールドに接続でき、これまでにない3Dインターネットを実現させることを意味している。また、このプラットフォームは、分散型の自律組織であり、熱狂的なコミュニティによって完全に管理されている。

また、プログラミングスキルを必要とせず、誰もがVRコンテンツを作成できるようにすることを念頭に、チームは以下のようにコメントしている。
「ゲーム業界は著しく成長している。ビジネス、コミュニケーション、教育、そして様々なプロセスがオンラインに移行し、次のステップとしてバーチャルリアリティと3Dインターネットが来るのは理にかなったことだ。現在起きている新型コロナウイルスによるパンデミック、社会的孤立、ロックダウン対策などからもVRへの関心は高くなっている。バーチャルリアリティが、あらゆる分野、あらゆる業界のすべてを変えていくことは間違いないだろう。」

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