ビットコイン(BTC)が史上最高値を更新した10月6日、米国のビットコイン上場投資信託(ETF)への資金流入が過去2番目の規模に達した。

米国で運用される11本のビットコインETFは、この日合計11億8000万ドルの資金流入を記録。

過去最大だったのは2024年11月7日、ドナルド・トランプ氏が次期大統領に当選した直後の13億7000万ドルとなっている。

今回の大幅流入は、ビットコインが12万6000ドル超の史上最高値を更新したタイミングと重なった。

コイングラスのデータによると、10月に入ってわずか4営業日で総流入額は34億7000万ドルに達している。

ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏によると、ビットコインETF全体の累計流入額は600億ドルに到達したという。

この旺盛な需要は、現在の強気市場を牽引しているのが機関投資家であることを示しており、個人投資家は依然として様子見の姿勢を保っているとみられている。

ブラックロックIBITが独走 1日で9億6700万ドル流入

今回の流入の大半は、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)が占めた。同ETFには1日で9億6700万ドルが流入し、10月以降の累計では26億ドル超の資金を集めている。

そのほか、フィデリティのワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)は1億1200万ドル、ビットワイズ・ビットコインETF(BITB)は6000万ドル、グレースケール・ビットコイン・ミニ・トラスト(BTC)は3000万ドルの流入を記録した。

インベスコ、ウィズダムツリー、フランクリンのETFにも小規模ながら資金が流入した。

IBIT、運用資産1000億ドル突破目前

ノバディウス社長のネイト・ジェラシ氏は火曜の投稿で、ブラックロックのIBITが運用資産残高(AUM)1000億ドル突破目前であると指摘した。

ブラックロックの公式サイトによると、IBITのAUMは約985億ドルに達しており、保有ビットコインは78万3767BTCに上る。

ジェラシ氏によれば、世界最大のETF「ヴァンガードS&P500 ETF」が同水準に到達するまで2000日以上を要したのに対し、IBITは450日未満で達成する見込みだという。

また、世界の4500本超のETFのうち、AUMが1000億ドルを超えるのはわずか18本しかないという。

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