アルトコインの急騰によってビットコインも影響を受け、重要なワイコフレベルに向かっている。

36000ドルのワイコフレベル
コインテレグラフマーケットとトレーディングビューのデータによると、6日のビットコイン価格は4.6%上昇した。33000ドルのサポートから反発し、上昇基調を描いており、著名アナリストのRektCapital氏は、注目すべきレベルは36000ドルだと指摘した。
資産の需要と供給に基づき、金融市場の動向を把握しようとするテクニカル分析モデルである「ワイコフ理論」によると、36000ドルは「アキュムレーション」でのフェーズCの終わりとフェーズDの始まりである可能性が高い。フェーズCからフェーズDは上昇を始める起点となる段階だ。
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Rekt Capital氏は、「ビットコインは33000ドルで反発し、オレンジ色のハイアーロウ(安値の切り上げ)を完璧に保持している。」とツイートした。
「ワイコフ理論のアキュレーションスキームでは、ビットコインはフェーズCの最終段階にあり、ビットコインがフェーズDに入るには36000ドルを突破する必要がある」

既報のように、46500ドルにはCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)先物のギャップ埋めポイントがある。これが実現すれば、ビットコインは数週間続いたレンジを上抜けることになる。
一方で、著名トレーダーのflibflib氏は、厳しい見方をしている。同氏は、該当期間で最も取引量の多い価格レベルであるポイント・オブ・コントロール(POC)では、弱気派が主導権を握っているとしている。
「弱気派はPOCを支配している。現在レンジの中間だ。POCがサポートになるまでが勝負だ」

ビットコインvsアルトコイン
一方で、中期的にはアルトコインの方が、ビットコインよりも期待できるかもしれない。
マイケル・ファン・デ・ポッペ氏は6日、今後はビットコインよりもアルトコインが重要になると述べた。
「アルトコインは素晴らしい動きを見せ、ビットコインを30000ドルまで下落させた。私はアルトコインが引き続きビットコインを今後数カ月は凌駕すると予想している。」
時価総額上位50位の仮想通貨の中には一晩で10%を超える上昇を見せたものもあった。時価総額2位のイーサは3%増2320ドル付近を推移している。一方、過去24時間では分散型金融銘柄が上昇してもり、SUSHIとAaveは20%上昇している。