ビットコイン(BTC)の価格が約2年ぶりに45,000ドルを突破した。市場では今月前半にも現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)の承認されると広く予想されている。
CoinMarketCapのデータによると、ビットコインは1月1日の42,000ドルから急上昇し、過去24時間で6%以上、過去1年で170%の増加を記録した。

ビットコインは2023年に記録した高値を超え、2024年に入ってわずか2日で新しい年間最高値を記録している。
市場はSECが現物型ビットコインETFの14件の申請のうち1つ以上を承認するのではないかとの予想が高まる中で、今回のビットコインの価格パフォーマンスがもたらされた。
TradingViewのデータによると、ビットコインが前回45,000ドルを超えたのは、約20か月前の2022年4月5日で、その日の終値は45,241ドルだった。その後、ビットコインは弱気市場に陥り、15,600ドルまで下落した。

アナリストの中では、ETF承認が短期的にビットコインの価格に与える影響について意見が分かれている。
仮想通貨オプション取引プラットフォームGreeks.liveのアナリストたちは、ビットコインオプションのデータから、承認の日にビットコインが大幅な上昇を経験することはないと主張している。
一方、Xのトレーダーたちは異なる見解を持っており、スコット・メルカー氏は、ビットコインが40,000ドル前後の価格で約1か月間の保ち合いを経て「強気のペナント」を形成していると述べている。
メルカー氏は、SECからの承認があれば、ビットコインが今後数日で54,000ドルまで急上昇する可能性があると予測している。
$BTC Daily
— The Wolf Of All Streets (@scottmelker) January 2, 2024
Breaking out of the bull pennant after nearly a month of consolidation. The target based on the measured move from the length of the flag is roughly $54,000.
Targets rarely hit, anything can happen. But that's what the chart says. pic.twitter.com/txs5QFJAqI
一方、ヴァンエックのアドバイザーであるガボール・ガーバックス氏は、現物型ビットコインETFが承認された直後はは市場全体の基準から見て「がっかりする」ものになると予測しているが、最終的には今後数年間で数兆ドルの資金流入を引きつけると信じている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン