大手仮想通貨取引所バイナンスは、仮想通貨解析スタートアップのコインファームと連携して、マネーロンダリング対策(AML)を改善する。マネロン対策の政府間組織FATF(金融活動作業部会)の新ルールに対応する狙いがある。10月3日にプレスリリースで発表した。

FATFは今年6月、仮想通貨取引所のマネロン対策で新ガイダンスを発表した取引所などに対し、仮想通貨の送信者・受信者の氏名・口座番号といった情報を収集し共有することや不正行為に関与していないことに適切に注意することなどを要求している

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バイナンスは、コインファームと提携し、プラットフォームで提供する1200種超の仮想通貨、トークン、に関するAMLリスクを精査および解析する

また、リップル社もマネロン対策でコインファームとの契約したと報じられている。仮想通貨XRPでFATFのルールに対応するためという。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版