バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、次のビットコイン(BTC)の強気市場に対する予測を述べた。
7月5日にツイッタースペースで開いた「何でも聞いて(AMA)」セッションで、CZはブラックロックの仮想通貨市場への参入、取引所に対する現行の規制行動についての最新情報をリスナーに伝え、次の強気市場についての考えを述べた。
CZは、ビットコインの価格は歴史的に4年ごとの強気市場の周期で動いてきたと説明し、これが続くのではないかと予測した。
彼は自分に未来を見る力はないと認めながらも、2024年のビットコインの半減期イベントを強調し、次の強気市場が最も可能性が高い年として2025年を挙げた。そして彼は次のように述べた:
「ビットコインの半減期の後の年は通常、強気市場の年である」 。
ブラックロックが最近、現物型ビットコインETF(上場投資信託)の分野に参入したことについて心配しているかどうかを尋ねられたCZは、これを歓迎しており、「仮想通貨業界にとって非常に有益である」と述べた。
また、ブラックロックが将来、バイナンスの市場シェアを奪う可能性についての懸念も振り払い、彼らの顧客基盤間の重複は「最小限」であると説明した。
「現実仮想通貨に参入していない人が仮想通貨に参入すると、さらに多くの人々が仮想通貨に引き込まれるだろう。彼らは私たちと既存のユーザーの一部を争うだろうか? もちろん、おそらく多少はあるだろう。しかし正直に言って、私たちのユーザーベースを見てみてみても、重複は最小限だ」
CZは、増加する機関投資家の関心とビットコインの今後の半減期が、バイナンスが次の18ヶ月間で「より多くの取引高に備える」ための2つの主な理由であると説明した。
CZのコメントは、ブラックロックのCEOであるラリー・フィンク氏がビットコインを「国際的な資産」と評価し、それがインフレや一部の法定通貨の価値下落に対するヘッジとして使えると述べた数時間後のものだ。
また、ツイッタースペースのセッションで、CZは自身の取引所に対する規制行動の状況について問われた。具体的な話はできないとしつつも、CZは自身とバイナンスが「最も迅速で、合理的で、お互いに合意可能な解決策」を模索していると述べた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン