中国の商業銀行である中国銀行が、ブロックチェーン技術を用いたシステムのスケーリングに対する解決法の特許を中華人民共和国国家知識産権局(SIPO)に申請していたことが分かった。凤凰科技が伝えた。
特許の申請日は昨年9月28日だが、SIPOは18年2月23日にその特許に関するニュースを発表した。
同特許には、トレーサビリティと不変性を損なうことなく新しいブロックの保存容量の問題を解決することを目的とするブロックチェーンのデータ圧縮の手法が含まれている。
同特許によると、新しいブロックに保存されるデータの容量は次の方法で削減される。
フルサイズのノードは、クライアントから圧縮の要請を受けると、トランザクションデータを複数のブロックから1つの「データブロック」に圧縮する。その後、そのデータブロックは異なるデータ保存システムに一時的に保管される。
次に上記のデータは「データブロックのハッシュ値」とともにハッシュ関数にかけられ、データを圧縮するトランザクションは、圧縮されたブロックとデータブロックと圧縮イベントの関係性を描き出し、これらの内容はすべてブロックチェーンに記録される。
中国は国内におけるICOと仮想通貨取引所の運営を禁止しており、仮想通貨の規制に関して世界的に見てより厳しい国の1つとなっている。だが中国人民銀行がブロックチェーン関連の特許を多く保有するなど、技術革新には積極的だ。韓国とブロックチェーンの分野で協力する必要性についても議論している。