若干12歳でビットコインを購入して19歳でミリオネアになった米国人のエリック・フィンマン氏は、彼の計画がうまくいき周りの環境も整備されれば、ビットコインが「復活し」年末までに2万ドルを回復すると発言した。フォーブスが10日に報じた。
フィンマン氏は、今月発表と報じられているフェイスブックの独自仮想通貨や米国最大の通信企業AT&Tのビットコイン支払い採用、一部の米国大統領選候補者が仮想通貨について話していることを評価。こうした外部環境の改善に加えて、ビットコインは4つの課題を解決しなければならないとフィンマン氏は述べた。
-手数料の削減
-取引スピードの改善
-内部争いの終焉
-もっと単純な普及方法
フィンマン氏は先月にも上記の4つをビットコインが死なないために克服しなければならない課題としてあげていた。
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フィンマン氏が最重要と位置付けるのは「単純な普及方法」。フィンマン氏は、次のようの述べた。
「ビットコイン界隈の人々は、時々、新しい人々を仮想通貨に巻き込まなければならないことを忘れている。高校の友達は、『ビットコイン』、『仮想通貨』、そして『ブロックチェーン』という名前は知っているが、何を意味するか知らない。早く金持ちになれる道具くらいの理解だ。もしビットコインが普及するためには、この認識が変わらなければならない」
フィンマン氏は、米国でビットコイン購入が簡単にできるCoinBitsの運営を通して、この問題解決に向かうという。
フィンマン氏は、2011年5月に祖母からもらった1000ドルを原資に資産を増やし、昨年1月時点で401BTCを保有。当時の価格にして約4億8000万ドル(現在は約3億5000万円)の資産を持つまでになった。昨年1月のCNBCによると、フィンマン氏はウォール街の年配者だけでなく若者が金持ちになるチャンスがあるとしてビットコインを褒め称えていた。