フェイスブックは今月後半に独自の仮想通貨プロジェクトを発表する。The Informationが5日に複数の関係者の話として報じた。これまでフェイスブックの仮想通貨については相次いで報道されてきたが、公式発表はされていなかった。

「グローバルコイン」と呼ばれるフェイスブックの独自仮想通貨について、The Informationは続報を掲載。フェイスブックの仮想通貨は、手数料無しのボーダーレス(国境をまたいだ)通貨として機能し、法定通貨のボラティリティ(変動幅)が激しい新興国で積極的に展開する予定だ。

また、ウィーチャットやメッセンジャーでの送金や支払いだけでなく、実店舗との連携も図る。他の通貨に交換できるATMのようなターミナル設置も計画しているそうだ。

一方、ビットコインなどの仮想通貨ほどではないが、外部と共同で仮想通貨をコントロールすることで完全な中央集権化を避ける。100のノード(ネットワークに参加するコンピューター)を立ち上げることを望んでいるという。

フェイスブックは「リブラ」という名前で仮想通貨プロジェクトを進めている。米ドルに連動したステーブルコインになるという報道もある。

一部報道では、2020年の第1四半期での実用化を目指している。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版