仮想通貨取引所のABCCは、時価総額で第9位に位置する仮想通貨トロン(TRX)とパートナーシップを結んだ。この提携により、ABCCはトロンのTRC10に基づいたトークンを上場する最初の仮想通貨取引所となる。トロンの創業者兼CEOであるジャスティン・サン氏が15日にツイートした。
今回の発表の数字前、ABCCは9日のツイートで、TRC10とTRC20の両方に基づくトークンを追加するため、トロン側と協業していることを明らかにしていた。
TRC10はトークンの技術標準だ。トロンの開発者向けガイドによると、トロン仮想マシン(Tron Virtual Machine、TVM)ではなく、仮想通貨のネイティブブロックチェーンでサポートされる。
一方、TRC20は、TVMでトークンを実装するためのスマートコントラクト向け技術標準。イーサリアムのERC-20標準のトークンと完全に互換性がある。
トロンを巡っては、ジャスティン・サン氏は昨年12月 イーサリアムとEOSの開発者を「救う」計画があるとツイート。「EHTとEOSの開発者を彼らのプラットフォーム崩壊から救うためのファンドを立ち上げる。条件は開発者がトロンにdapps(分散型アプリ)を移動させることだ」と発言した。
さらに最近では、ビットトレントの元幹部が、トロンはビットトレントのクライアントをトークン化するために必要な取引量を処理できないだろうと主張。18年7月にトロンはビットトレントを買収。今年1月はじめに「BTT」と呼ぶビットトレントの独自トークンを発行している。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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