仮想通貨ビットコイン、今年の最高値を目指した矢先に急落 背景は?

ビットコイン(BTC)が急落している。執筆時点(7月11日午前11時15分)までの24時間で8%ほど下落し、1万2000ドルを下回った。

(出典:Coin360

1万3000ドルを突破し、今年の最高値である1万3973.50ドルを目指した矢先の急落だった。ビットコインは11日に日付が変わる直前から下がり始め、11日早朝には1万2000ドルを割った。

無効ブロック?

仮想通貨取引所ビットメックスは、ビットコインが下落をし始めた時間とマイニングプールの「アントプール」が「無効の」ブロックを入れた時間が一致したと指摘。ただビットメックスは、あくまで偶然でソフトウェアのバグなどが原因とみている。

FRB議長の発言

FXcoinの松田氏が指摘した通り、FRB(連邦準備理事会)のパウエル議長が議会証言でフェイスブックのリブラに対して懸念を表明したことが重しとなっている可能性もある。

パウエル議長は10日、「マネーロンダリングやプライバシーなどで深刻な懸念がある」と発言。リブラの計画に厳格に対処する必要があるとの姿勢を示した。

【関連記事:米FRB議長、フェイスブックの仮想通貨リブラに「深刻な懸念」 厳格に対処する必要

リブラホワイトペーパー発表以降、リブラはビットコインのライバルにはならず、逆にビットコインとって追い風になるという見方が相次いでいた。

【関連記事:”ビットコインではなくブロックチェーンを信じる”はもう通用しない? 仮想通貨アナリスト、フェイスブックのリブラを歓迎

【関連記事:仮想通貨取引所ビットメックスのヘイズCEO、なぜリブラがビットコインにとって好材料か解説 他のアナリストと一線を画す

ただ一方でパウエル議長は、今月の利下げはほぼ濃厚であることを示唆する発言を連発。こちらはビットコインにとってポジティブ材料とみられている。

【関連記事:FRB議長の議会証言で 10年ぶりの利下げ濃厚か 仮想通貨ビットコインへの影響も?