ゴールドマンサックスが出資する仮想通貨決済企業のサークルと米仮想通貨取引所のコインベースが、ステーブルコインUSDコイン(USDC)のさらなる普及に向けて動き出した。
13日に共同で出されたプレスリリースによると、USDCの発行と現金への交換が今後複数のプラットフォームで可能になる。これまでUSDCの発行は様々な取引所で可能だったが、米ドルへの交換はUSDCのネットワークをサポートするコンソーシアム「センター(CENTRE)」に加盟するサークルとコインベースだけだった。
今後、規制された金融機関であればセンターへの加盟申し込みができるようになる。
USDCは、昨年9月にサークル社によってローンチされた。
現在、ステーブルコイン市場は、信用問題に揺れているとはいえテザー(USDT)のシェアが圧倒的だ。14日時点のテザーの取引高は180億ドル近くあり、USDCの180倍ほどの規模がある。
先日コインテレグラフ日本版のインタビューに答えたビットフィネックスの株主ドン・チャオ氏は、「テザーに対して悪い噂を流す米国人は多い」と述べていた。
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