米司法省は、オンラインで偽の証券をビットコイン(BTC)など仮想通貨で販売して1100万ドル(約12億円)を集めたとされるスウェーデン国籍の男をタイから米国へ送還した。11月18日にプレスリリースで述べた

男の名前はロジャー・ニルスジョナス・カールソン。男は自身とその会社イースタン・メタル・セキュリティーズ代表として、米国で裁判にかけられることになる。

男は6月17日に逮捕され、7月25日に大陪審で証券詐欺、通信不正行為、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で起訴された。

男は、偽のオンライン個人認証(ID)を利用し、投資家らに1株に対し1.15キロの金(ゴールド)での支払いがあると約束し、イースタン・メタル・セキュリティーズの株を1株98ドルで販売。この事業をリモートで実施し、ビットコインなどの仮想通貨を使って投資家らから支払いを集めていたとされる。また、金での支払いができなかった場合には、初期投資額の97%のリターンを約束していた。

米司法省によると、被害にあった投資家は3575人で、被害額は総額1100万ドル(約12億円)超。その資金は現在、タイで凍結されている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン