ウクライナの大手オンライン銀行がビットコイン取引を可能とするデビットカードの発行を準備している。

ウクライナ初のオンライン銀行であるモノバンク(Monobank)は5日、仮想通貨取引プラットフォームとの試験統合が完了したと発表した

同行の共同創業者であるオレグ・ゴロホフスキー氏によると、今回の統合によってモノバンクのユーザーがデビットカードを使ってビットコインを売買できるようになるという。ゴロホフスキー氏は中央銀行であるウクライナ国立銀行の承認を待って、今月末にもリリースする予定だとした。

元中央銀行総裁でウクライナの元副首相であるセルゲイ・ティギプコ氏が所有するユニバーサル・バンクが、モノバンクのライセンスを所有している。2017年に始まったモノバンクは、2020年8月時点で250万人以上の顧客がいると報じられている。

またゴロホフスキー氏は、ウクライナ最大の商業銀行PrivatBankの副理事長を務めた経験を持つ。今年初めにはビットコインについて楽観的な見方を示していた。ビットコイン価格については、2022年までの10万ドルに達すると予測している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン