トルコの銀行、金を担保としたデジタル資産を開始 ブロックチェーン基盤の送金システム【ニュース】

トルコのタカスバンク(Takasbank)は、ブロックチェーンで物理的な金(ゴールド)を担保としたデジタル資産を発行し、その送金システムが稼働を開始したことを発表した。タカスバンクはイスタンブール取引所の子会社で、トルコで証券決済の中央清算機関(クリアリングハウス)を担っている。

タカスバンクの12月30日の発表によると、デジタル化された金の発行、償還、送金を行うブロックチェーン基盤のシステムを提供するため、「BiGA Digital Gold」を立ち上げた。

このBiGAのシステムでは、金融機関同士が金を担保としたデジタル資産をもとに、ブロックチェーンを使用して資金を送金する。デジタル資産は、イスタンブール証券取引所が保管している1グラムの金と紐づけられている。

19年9月に発表されていたBiGAのホームページの説明によれば、リアルタイムにボーダレスな金の送金プラットフォーム確立を目指す。

トルコの通信社AAに対して、タカスバンクの関係者は次のように説明している。

「このプラットフォームは、ブロックチェーン技術を使用して、物理的なコモディティに基づいてデジタル資産を送金する。デジタル資産自体が価値を持つわけではない。また既存の規制に完全に順守しており、そこが世界中の類似のプロジェクトと区別される点だ」

トルコの主要銀行が参加

今回のBiGAプロジェクトには、多くのトルコの大手金融機関が参加している。ズィラート銀行やワクフラル銀行といった州立銀行のほか、ガランティ銀行、イスラム銀行のアルバラカ銀行などが参加している。

BiGAは当面、参加金融機関同士を結んだブロックチェーンネットワークとして始まる。今後は参加銀行がBiGAのプラットフォームを通じて、エンドユーザーにサービスを提供していく考えだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン