中国の大手マイニング装置メーカーの1つ、カナンクリエイティブは、直近の四半期決算で損失を計上したため。11月30日に株価が急落する事態となった。
カナンが11月30日に第3四半期決済を公開した。売上高は2400万ドルだったのに対して、純損失は1270万ドルの赤字となった。売上高は5%増加となったが、純損失は4倍以上に拡大した。
カナンの最高財務責任者は、損失拡大となったものの、マイニング装置の需要は回復していると主張。この需要は2020年末まで続くとも予想している。
「2020年第4四半期から納品が予定されている多数の先行販売注文を受け取った」と述べている。
カナンは昨年11月に上場して以来、上場時に付けた株価を下回るパフォーマンスとなっている。足元でカナンの株価は上昇していたが、今回の四半期決算を受けて、11月30日に10%超の急落に直面した。

カナンは今年2月に金融市場と歩調を合わせるよに株価が急落した。短い回復期間を経た後、株価は春に再び急落した。ビットコイン(BTC)との相関関係のためか、今年11月に入ってからは株価は回復していた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン