仮想通貨ネイティブの研究者と市場専門家によるチームが、機関投資家をターゲットにした利回り型イーサリアム(ETH)ファンドの立ち上げ準備を進めている。

発表によれば、このプロジェクトは「イーサ・マシン」と呼ばれ、イーサリアムのインフラとETH利回りへの機関投資家向けアクセスを提供する公開取引可能な上場企業の設立を計画している。

イーサ・マシンの共同創業者には、コンセンシスの元取締役でグローバル事業開発責任者だったアンドリュー・キーズ氏と、同じくコンセンシスで企業戦略を担当していた現CEOのデビッド・メリン氏が名を連ねている。

公式ウェブサイトによれば、イーサ・マシンは「イーサリアムを次世代のグローバル金融および分散コンピューティングの基盤として経済的に強化すること」を目標に掲げている。

このイーサ・マシンは、イーサ・リザーブとナスダック上場の特別目的買収会社(SPAC)であるダイナミックス・コープとの統合により設立される予定だ。

統合後は「ETHM」のティッカーシンボルでナスダックに上場し、運用開始時点で40万ETH以上(15億ドル超)を管理下に置く計画だという。

イーサリアムネイティブ戦略と利回り追求に注力

イーサ・マシンは、「上場企業の中で最大級のオンチェーンETHポジションの保有」を目指しており、ステーキング、リステーキング、分散型金融(DeFi)プロトコルへの戦略的参加を通じて、ETH建てのリターンを生み出す方針だ。

さらに、企業、DAO、イーサリアム基盤のプロジェクト開発者に向けて、「ワンストップのインフラソリューション」も提供するとしている。

この発表は、ビットコイン(BTC)や仮想通貨を企業財務に組み込む動きが拡大する中でなされたものだ。これらのトレジャリー戦略は、企業価値の向上や新規投資家の獲得を狙ったものだ。

たとえば6月19日には、ナスダック上場企業ライオン・グループが600億ドル規模のハイパーリキッド(HYPE)トークンによる財務準備金を導入し、最初に1060万ドルの投資を行ったと発表した。

また6月11日には、ナスダック上場のフィットネス機器メーカーのインタラクティブ・ストレングスが、Fetch.ai(FET)トークン取得および世界最大の企業向けAIトークン財務準備金の構築を目的に、5億ドルの資金調達を実施すると発表している

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

仮想通貨, 仮想通貨とベンチャーキャピタル, 仮想通貨投資, アメリカの仮想通貨, Ethereum 2.0, Ether Price, Web3, Cryptocurrency Investment, Investment 101, Ethereum Price, Ethereum ETF