仮想通貨業界でもっとも期待される新規株式公開(IPO)が一歩近づいたようだ。

米最大の仮想通貨(暗号資産)取引所コインベースは17日、IPOの向けた書類を米証券取引委員会(SEC)に提出したと発表した。承認されれば、米拠点の仮想通貨取引所として初めての上場だ。

2018年に米調査会社が行なった評価では、コインベースの時価総額は80億ドルとされていた。コインベースは米国最大規模という点と規制当局との良好な関係から、同社はIPOに最も近いと期待されている。

書類はSECの審査を待っている状態。ロイター通信はIPOが承認されない場合には、上場時に資金調達をしない「直接上場」を検討しているという。

米国では中国拠点のマイニング用ASICメーカーのカナン・クリエイティブがすでに上場している。ただ、カナンの株価は1年以上前に上場して以来、冴えないパフォーマンスが続いている

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン