「ビットコインは100万ドル(約1億円)までいく可能性があるー」。そう語ったのは米仮想通貨取引所大手クラーケン(Kraken)のダン・ヘルド氏だ。コインテレグラフの動画番組で持論を展開した。
根拠となるのは世界情勢だ。ヘルド氏によるとコロナ危機、量的緩和、金融機関への不信感などが材料となり、「スーパーサイクル」と呼ばれるこれまでと性質が異なる大相場が進行中だという。
2011年、2013年、2017年にみられた強気相場とは様相が違うというのだ。
ヘルド氏は「今人々は投機でなく、ビットコインの価値を見出しはじめて買っている」と指摘。価格は100万~1000万ドルまで行く可能性もあるという。
またビットコインがデジタルゴールドとして台頭した暁には各国政府による規制が強化されるのではと予測。そうなった場合はビットコイン以外のアルトコインは死滅するとした。取引速度の向上と引き換えに、検閲耐性を犠牲にしているアルトコインが多いからだという。
「サトシ(ナカモト)はビットコインをつくるためにブロックチェーンを造った。政府による検閲に対して信じられないほどの弾力性があるようにつくったのだ。」
対談の全体はコインテレグラフ公式YouTubeチャンネル(英語)で視聴できる。
関連記事