今流行りのAI(人工知能)と仮想通貨とをからめた詐欺が登場しており注意が必要だ。

米テキサス州証券委員会は、ホラティウ・カラガチャヌ氏と同氏経営の企業に対し停止命令を出した。

この人物は「TruthGPTコイン」という詐欺的な仮想通貨を宣伝していた。イーロン・マスクAIと呼ばれるAIモデルを利用した仮想通貨というふれこみで、価値が10000倍になる可能性があるとしていた。米起業家で富豪のイーロン・マスク氏が同コインを支持しているかのような印象操作をしており悪質だった。

米テキサス州証券委員会のトラヴィス・アイルズ委員長は「高度な人工知能プラットフォームを開発したかのように見せかけている。だが実際は人工知能に根ざしているどころか詐欺にすぎない。」

同委員会のジョー・ロトゥンダ執行局長は投資家に警戒を呼びかけ「インターネットを通じて知らない人物から何かを売り込まれるときは特に、客観的にその商品を評価するよう努めてほしい」とした。

「人工知能」などの流行語は投資家にとって魅力的だが、悪質な企業や人物によって詐欺のネタにされることがあるので注意が必要だ。上記は米国の例だが日本でも十分ありえることなので注意が必要だ。

直接的な振り込め詐欺でなかったとしても、仮想通貨を購入させその後価格をつりあげて売り浴びせるような行為も多いので読者におかれては注意してほしい。

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