シンガポールのセキュリティトークンプラットフォーム「iSTOX」が、シンガポールの中央銀行であるシンガポール金融庁(MAS)からライセンスを与えられたことがわかった。ザ・ビジネスタイムズが3日、報じた。シンガポールでデジタル証券事業を本格化させる。

iSTOXはMASの規制枠組みである「サンドボックス」のプログラムを終了。今後はホストできる発行サイズの制限や投資家の人数制限などが撤廃される。

iSTOXは東海東京フィナンシャル・ホールディングスが出資するブロックチェーン企業ICHX TECHが運営している。昨年11月に2020年からデジタル証券の取引サービスを本格稼働させると報じられていた。

東海東京は日本企業がiSTOXでデジタル証券を発行するのを取り次ぐことを検討、日本でもデジタル証券プラットフォームを作り、iSTOXと接続することを検討している。

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