スポーツベッティングプラットフォームのシャープリンク・ゲーミングがイーサリアム(ETH)の保有量をさらに積み増し、ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズを再び上回った。
シャープリンクは、日曜日までの1週間で同社史上最大規模となる7万9949ETHを購入したと火曜日に発表した。平均購入価格は1ETHあたり3238ドルで、総額は約2億5890万ドルに達する。
今回の購入は、先週に発表された4900万ドル分のETH購入に続くものであり、コインゲッコーによると、SharpLinkの現在のETH保有量は合計3万60807ETH、時価で約13億ドル相当となっている。
イーサリアム保有レースが過熱
この最新の購入により、シャープリンクは再び世界最大の上場イーサリアム保有企業の座を奪還した。
ビットマインは6月30日に2億5000万ドルの私募調達を発表し、7月17日には保有量が30万657ETHに達したと報告していた。この時点でビットマインは、一時的にシャープリンクを上回っていた。シャープリンクの先週時点の保有量は28万706ETHであったためだ。
ARKインベスト、ビットマイン株を1億7500万ドル分取得
イーサリアム版マイクロストラテジーの座をめぐる競争は株式市場でも注目を集めている。7月21日、キャシー・ウッド氏が率いる投資会社ARKインベストはビットマイン(BMNR)の株式440万株を取得し、総額はおよそ1億7500万ドルに達した。
ビットマインの株式は、著名ベンチャーキャピタリストであるピーター・ティール氏が同社の株式509万株(全体の9%)を取得したとの報道を受けて先週から急騰していた。
トレーディングビューのデータによると、ビットマインの株価は7月3日に一時140ドルを超えた後に下落し、記事執筆時点では39.60ドル付近となっているが、月間の上昇率は700%を超えている。
一方、シャープリンク(SBET)の株価は過去1か月で130%上昇し、7月21日時点ではおよそ26ドルで取引を終えている。
シャープリンク対ビットマイン
ビットマインは2019年に法人設立された企業で、ビットコインのマイニングとホスティング事業を、液浸冷却技術を用いて展開している。
同社は2025年6月30日、暗号資産に強気なことで知られるファンドストラット創業者トム・リー氏を取締役会長に迎え、イーサリアムを中心とした企業財務戦略の構築を進めている。
一方、シャープリンクは2019年に設立され、スポーツベッティング領域における成果報酬型マーケティング企業として活動してきた。同社は2025年6月にイーサリアムの企業準備金構築に舵を切り、世界最大の上場イーサリアム保有企業の称号を獲得した。
シャープリンクのこの動きは、2025年5月にコンセンシス主導で行われた4億2500万ドルの私募調達を完了した直後に実現したものであり、同時にイーサリアム共同創設者のジョセフ・ルービン氏を取締役会長に迎えている。
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