主なポイント:
ビットコインが今回の強気相場で34万ドルに達すれば、過去のサイクル上昇率を初めて上回る。
実現すれば、時価総額で世界第2位の資産となる。
過去5年間でビットコインはマクロ資産の中で最も高いリターンを記録している。
ビットコイン(BTC)は、現在の強気相場で価格が3倍に上昇すれば、史上初めて前回サイクルの上昇率を更新することになる。
マクロトレーダーで投資家のジェイソン・ピッツィーノ氏は11日、BTC/USDが前回サイクルの約2,100%の上昇率を超えられるかどうかをXで投げかけた。
34万ドル到達は高いハードル
ビットコインは2022年の弱気相場安値1万5,600ドルから既に約700%上昇しているが、過去の水準と比べれば控えめだ。
2019〜2021年の強気相場では最大2,089%の上昇を記録した。同水準に達するには価格が34万ドルに到達する必要があり、ピッツィーノ氏は「高いハードル」と評している。
「今回のサイクルでビットコインが34万ドルに達すれば、16年の歴史で初めて前回サイクル以上のリターンとなる。実現は容易ではないが、多くの人が可能性を議論している」と同氏は述べた。
「これは時価総額6.7兆ドルに相当し、金の約23兆ドルの3分の1未満。金に次いで世界で2番目に価値のある資産となる。」
コインテレグラフの報道によれば、2025年7月時点でビットコインは世界のマクロ資産時価総額ランキングで既にトップ5入りしている。
不動産サイクルとの相関
ピッツィーノ氏は、ビットコインと18年周期の不動産サイクルの間に正の相関が強まっていると指摘した。
「ビットコインと18年サイクルが初めて完全に重なろうとしている」と述べ、この関係を「理想的な組み合わせ」と表現した。
コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータによれば、ビットコインは金建てでは2024年末に史上最高値を記録。その後、金の上昇によりBTC/XAUは一時40%下落したが反発し、現在は1BTC=約36オンスとなっている。
ビットコイン導入企業ジャンスリーの金融サービス部門であるジャンスリー・ファイナンシャルは、長期的な見方ではビットコインのリターンが優位だと指摘する。
同社は月曜日、「過去5年間で、ビットコインは年平均成長率(CAGR)58.2%という驚異的な伸びで主要資産クラスを容易に上回った」と確認した。
「最も近い競争相手はQQQの16.28%で、次いでSPYが13.68%、金(GLD)が10.49%だった。ビットコインは依然として独自の領域にある。」
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。
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