ブロックチェーンスタートアップ「デジタル・アセット(Digital Asset)」は、第2弾となるシリーズCの資金調達を実施。2月4日にプレスリリースで発表した。サムソン・ベンチャー・インベストメントとセールスフォース・ベンチャーズなどが出資した。

デジタル・アッセットは、2019年12月に第1弾を実施し、3500万ドル(約38億円)調達している。同社の共同創設者でCEOのユボル・ルーツ氏は、以下のように述べている。

「セールスフォース・ベンチャーズとサムソンが我々のシリーズC資金調達へ参加したことで、テック大手らがスマートコントラクト向け基準としてDAMLの潜在能力が示された

同社は、2019年4月にDAML(Digital Asset Modeling Language)というプロダクトを公開。オープンソースプロジェクトであるDAMLはスマートコントラクトのコーディングとして機能する。今回の資金調達でDAMLの新たな製品を開発する計画としている。

デジタル・アッセットはまた、同社の取締役会にマイクロソフトで副社長など28年間の勤務歴があるスーザン・ハウザー氏を採用したとも発表した。同氏は以前にもアドバイザーとして同社をサポートしていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

【関連記事:米IBMのブロックチェーン基盤のサプライチェーン管理システム、セールスフォースなどと新機能開発

【関連記事:高級車ランボルギーニ、セールスフォースの独自ブロックチェーン採用 二次流通車の認証プロセスに

【関連記事:マイクロソフト、セールスフォース、イーサリアム財団 分散型台帳技術プラットフォーム「ハイパーレジャー」に新加盟

【関連記事:セールスフォース、ハイパーレジャー基盤の独自ブロックチェーンを発表

【関連記事:韓国サムスン、仮想通貨トロンのSDK統合を発表 10億ユーザーにdApps構築ツール提供へ

【関連記事:サムスン・ペイ、リップルネット参加企業と提携 クロスボーダー決済で新サービス導入