韓国のサムスンは、同社の分散型アプリケーション(dApps)ストア「ブロックチェーン・キーストアSDK v1.2.0」にトロン(TRX)を統合した。10月29日にサムスン・デベロッパーズのウェブサイトで発表した。現在、トロンの取引をサポートするAPIを含んでいるという。
このトロンの統合によって、SDKでトロンのブロックチェーンやAPIを使い、10億のサムスンユーザー向けにdAppsを構築できるようになった。
トロンのジャスティン・サンCEOは今週、「数千億ドル」とされる巨大企業と未公開の提携をほのめかしていた。サン氏は、この提携で、トロンdAppsとトークンを何十億という消費者に幅広く提供することになるだろうと述べていた。
サムスンは同日、サムスン・デベロッパーズ会議2019で、サムスン・ブロックチェーン・プラットフォームSDKも発表。この新しいSDKは、セキュリティ向上とモバイルとの互換性があるdApps構築ができることになるという。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版