ロシア首相のコメントによると、ロシアは間もなくイランと同様に、輸入に仮想通貨を使用するようになるかもしれない。
ロシアのミハイル・ミシュスティン首相は30日、デジタル資産の採用は、国境を越えた決済のための「安全な代替手段」として必要であると述べた。
同首相は、デジタル資産は輸出入の決済を途切れさせないための良い機会を提供すると付け加えた。技術インフラの独立性と金融機関のサイバーセキュリティを確保することの重要性を指摘し、次のように述べた。
「デジタル資産の導入など、革新的な分野を集中的に開発する必要がある。これは、海外からの商品供給や輸出のための支払いを保証できる、すべての関係者にとって安全な代替手段だ。」
ミシュスティン首相の発言は、イランの産業鉱山貿易省が輸入品に仮想通貨を使用することを承認した直後のことだ。ラジオ・フリー・ヨーロッパは29日、イランに対する国際貿易制裁が続いているため、当局が仮想通貨決済に移行したと報じた。
ロシア当局は以前、国際的な支払いに仮想通貨を検討したことがある。5月、ロシア財務省内の金融政策課の責任者であるイワン・チェベスコフ氏は、当局が仮想通貨決済を取り入れる可能性を検討していると述べた。「国際決済のための取引でデジタル通貨を使用するアイデアは、積極的に議論されている」と語っていた。