ロシア商工会議所幹部は、仮想通貨と中央銀行デジタル通貨(CBDC)で国境を越えた決済を行うよう政府に要請した。

ロシアの国営通信社であるタス通信が、14日、セルゲイ・カティリン商工会議所長がロシアのミハイル・ミシュスチン首相にアフリカ諸国との協力関係を発展させるための一連の提案を記した書簡を送付したとつたえた。

書簡の中でカティリン氏は、以下のように述べ、欧米の制裁を受ける中、ロシアのアフリカ進出の一環としてCBDCと仮想通貨を相互決済と支払いに使用することを主張したとつたえられている。

「ロシア連邦財務省に対し、中央銀行とともに、相互決済と支払いにおける自国通貨や仮想通貨の使用に関する政府間協定をアフリカ諸国と締結するよう指示することが有益と思われる」

カティリン氏はさらに、アフリカ諸国の中小企業の輸出活動を支援するために、特別な輸出入銀行と信託基金を設立することが重要だと述べている。