個人投資家向け株取引アプリのロビンフッドは18日、仮想通貨の入出金機能を実装することを発表した。すでにロビンフッドアプリでは仮想通貨を売買することは可能だが、他のウォレットに転送することはできなかった。

同社の公式ツイッターによると、すでに実装に向けた開発が進められているものの、具体的な実装日程は明らかにされていない。

仮想通貨は独自ウォレットによって保管される。ただ、同社は仮想通貨に投資せず、顧客資産を運用することもないと付け加えている。

ロビンフッドは現在、ビットコイン、ドージコイン、イーサリアム、ライトコイン、イーサリアムクラシック、ビットコインキャッシュ、ビットコインSVをの7銘柄に対応している。ただこの7つのコインすべてがサポートされるかも明らかにされていないが、ツイッターでは「ドージを含む仮想通貨の入出金機能を提供する」としている。

ロビンフッドが仮想通貨サービスを拡大する動きの中で、個人投資家はまた一方的に取引制限を受けるのではないかと不安視している。ロビンフットは1月にゲームストップ株が急騰したことを受けて、個人投資家の買い注文を一方的に一時中止。大手ヘッジファンドに味方し、個人投資家に損害を与えたと批判されている。

こうした措置があったために、個人投資家などは中央集権的に企業が仮想通貨サービスを提供することに対して不信感を募らせているようだ。今回の仮想通貨のサービス拡大をしたからといって、ロビンフットの信頼が戻るとは考えにくいだろう。実際にツイッターでは入出金プロセスがどのように行われるかを疑問視しているユーザーがコメントしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン