リップルは、同社の分散型台帳技術(DLT)使ったクロスボーダー決済の適用を加速させるため、中国市場進出を計画している。リップル重役がCNBCのインタビューに16日に応えた

 リップル社の欧州戦略的アカウンタント部門の副代表ジェレミー・ライト氏は、DLTを使ったクロスボーダー決済を加速させるため、中国市場への進出計画を明らかにし、「中国は興味深い国や地域である」と述べた。

 ブロックチェーンは仮想通貨の基盤技術であり、リップルのネットワークはもともと、決済処理向上のために設計されている。その結果、ユニクレジット、サンタンデール、UBSなど100を超える金融機関がネットワークに参加している。

 2月、リップルは、米国、欧州、中国の顧客により迅速で安い国際決済を提供するため、中国の決済サービスプロバイダーの連連(LianLian)と提携し、中国進出を試みた。

 リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOは今年1月、将来中国市場に参入する際は、中国人民銀行を含む現地のパートナーと連携すると語っている