リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、Yahoo Finance UKのインタビューに答えて、米送金大手マネーグラムとの提携はフェイスブックのリブラより仮想通貨市場へのインパクトが大きいと主張した。

既報の通り、ガーリングハウスCEOは同インタビューの中で、米送金大手マネーグラムへの出資以外に複数の出資を検討していることを明かした。

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リップルは、6月にマネーグラムと戦略的な提携関係を結び、5000万ドル(約53億円)を出資。マネーグラムによる仮想通貨XRPの利用が義務となる決済サービスのxRapidの利用が決まっていた。

ガーリングハウス 氏は、「これは大きなディールだ」と指摘。次のように続けた。

1年後、マネーグラムのディールがリブラのホワイトペーパーより仮想通貨市場にもたらす影響は大きいだろう

xRapidを使った取引高は2019年第2四半期(4-6月期)に前期比で170%上昇。ガーリングハウス氏は、2020年までにxRapidによる取引量は10億ドルを超えるだろうと予想した。

ガーリングハウス氏は6月、リブラのホワイトペーパー発表を受けて「リブラ発表のおかげで今週の契約数がリップル史上最多になる見込み」とし、リブラを率いるデビッド・マーカス氏に「シャンパン1ケースを送りたいと話していた

リブラもリップルと同じようにクロスボーダー(国をまたいだ)送金市場の開拓を目指している。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版